27年の臨床歴、講師歴25年の鍼灸師がお身体の悩みを真摯に解決に導きます
鍼灸・不妊鍼灸・指圧マッサージ
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2025年7月5日更新
ここ数年の猛暑や酷暑は熱中症を招くため、エアコンによる冷房の使用が欠かせません。
しかし、室内温度と外気温の差が5℃以上になると自律神経のバランスが乱れてきます。
自律神経のバランスが少々乱れているぐらいでしたら、だるい・疲労感・食欲不振ぐらいの症状で済むでしょうが、いよいよ自律神経のバランスが大きく狂ってしまうと、自律神経が支配する内臓などの器官を制御し切れなくなり、いわゆる「夏バテ」を起こしてしまうのです。
外気温と室内温度の差が原因となるのであれば、毎日ずっと室内にこもっていれば良いのではないか?とお考えになった方もいらっしゃるかも知れませんが、どうしても外出しなければならない時に、気温の差で夏バテになってしまうのです。
では、どうすれば夏バテにならないのかというと、暑い日に外出しても自律神経のバランスが狂わないようにすれば良いのです。そこに鍼灸の役割があります。
人間の皮膚は自律神経の中の「交感神経」に支配されています。
交感神経を鍼灸や指圧マッサージで刺激すると、交感神経と副交感神経が公園の遊具であるシーソーのようにギッタン・バッコンと揺れ合ってお互いにバランスを取るようになります。
これを医学用語では「自律神経のシーソー現象」と呼ばれております。
そこで鍼灸や指圧マッサージによる皮膚への刺激が自律神経のバランスを整えるのにとても有効となるのです。
自律神経のバランスが整っていれば、少々の寒暖差で体調を崩すことはなくなります。
ですから、40℃のような異常な気温の日は別としても、暑い日に外出しても夏バテを起こすことが無くなる訳です。
「暑くて疲れてきたな」とお感じになりましたら、すぐに鍼灸や指圧マッサージで自律神経のバランスを整えましょう。
ヤケド防止用テープの上から行うお灸
先ほどまでは「夏バテの予防」としての鍼灸・指圧マッサージについてのお話を致しましたが、もう完全に夏バテを起こしてしまった場合のお話しを致します。
夏バテを起こしている際は、特に胃腸系のツボが存在する箇所が重だるくてしょうがなくなることが多いです。
鍼や指圧マッサージで全身に刺激を与えつつも、思だるくなっている個所、例えば、みぞおちの下にある「巨闕(コケツ)」、前腕にある「手の三里(テノサンリ)」、下腿にある「足の三里(アシノサンリ)」にお灸をするとエネルギーが体内に入っていくような感じがして、元気になります。
汗をかいて水分補給してもNaイオンなどが補充出来ていないと、筋肉が充分機能を発揮出来ず、体がダルくなります。スポーツドリンクなどが用意出来ない場合、塩を直接舐めても良いのですが、梅干しを食べるのをオススメ致します。塩分補給だけでなく、クエン酸も含まれるため、疲労回復に役立ちます。
エアコンなどの冷房のみで室温を下げ続けると体は冷え切り、外出した際に自律神経のバランスが大きく乱れてしまいます。そこで、冷房のみに頼らず、扇風機やサーキュレーターを併用して、体を冷やし過ぎないようにしましょう。また健康面のみならず、電気代の節約や地球温暖化の防止にもつながります。
画像は「養命酒」HPより借用
冷たい飲物をガブガブ飲み続けると、胃の機能低下による食欲不振が生じ、栄養不足に陥ります。冷たい飲物ばかり飲んでいないで、最後は熱いお茶で締めくくる方が、少量で喉が潤う筈です。
経験豊富な大工さんは、冷たい飲物を飲んでも最後は必ず熱いお茶で締めくくって胃を温めたそうです。
また、「最近の若い大工は冷たい飲物ばかりをガブガブ飲むから、夏バテになるんだ!」とボヤいておりました。
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