27年の臨床歴、講師歴25年の鍼灸師がお身体の悩みを真摯に解決に導きます
鍼灸・不妊鍼灸・指圧マッサージ
治療室ホスピターレ (立川・昭島・日野・八王子)
東京都立川市柴崎町3-3-3 櫻岡ビル4F
JR立川駅南口徒歩0分・多摩モノレール立川南駅徒歩1分
お気軽にお問合せください
診療時間 | 月〜金:10:00〜20:00(受付19 :00まで) 土・祝:10:00~18:00(受付17:00まで) |
---|
休診日 | 毎週日曜日(他に臨時休診日有り) |
---|
2023年11月16日更新
頭痛に上記の随伴症状が少なくとも1項目以上当てはまると「群発頭痛」と診断されるようです。
群発頭痛は20~30歳台の男性に多いとされてきましたが、近年、女性の患者も増えてきており男女差は縮まっているそうです。
有病率は0.07~0.09%であまり多く見かけるタイプの頭痛ではありません。
原因や発症のメカニズムについてはまだ解明されておらず、複数の説がありますが、その一つに「頚または頚動脈管(けいどうみゃくかん)説」が挙げられます。
何らかの刺激によって内頚動脈(ないけいどうみゃく)に炎症が起き、血管が拡張すると、血管の周囲にある痛みを感じる神経(感覚神経)や交感神経(自律神経の1つ)が血管の通り道である頭蓋骨のトンネル壁に強く圧迫され、脈打つような痛みが起こると同時に、血管からの痛み信号を副交感神経(自律神経の1つ)のセンターである翼口蓋神経節(よくこうがいしんけいせつ)が受け取ります。
副交感神経が興奮することで、痛みのある側の涙や充血、鼻水、鼻づまりといった症状が生じやすくなると考えられています。
群発頭痛の発作時には通常の鎮痛剤は無効で、スマトリプタンの皮下注射、酸素吸入(マスクで純酸素7~10L/分、15分間)が効果的。
群発期には予防療法が必須です。頭痛発作はほとんど毎日繰り返し起こり、1回の頭痛発作は比較的短時間であるため、頓挫薬のみでは十分な治療が困難だからです。予防療法には高用量のベラパミルが最もよく使用され、国際的な標準薬です。また、副腎皮質ステロイドもよく使用されます。慢性群発頭痛の予防には炭酸リチウム、バルプロ酸などが有効とされています。
正真正銘の群発頭痛であれば、普段からしっかりと予防薬を服用するのが良いかと思います。
ただし、予防薬を用いても大きな発作が起こる場合もあるので、普段から鍼灸や指圧マッサージなどでメンテナンスをしておくと、大きな発作が起こらなくなったとのお声を頂いております。
気を付けなければならないのは、群発頭痛の症状である「目(の奥)やこめかみが痛い、側頭部の頭痛」は他の原因でも生じるということです。
それは大後頭神経三叉神経症候群(GOTS・ゴッツ)である場合です。これは頚のコリ情報が大後頭神経(だいこうとうしんけい)→脳幹→三叉神経(さんさしんけい)第1枝と伝わり、目・こめかみ・側頭部に頭痛をもたらします。
これを知らない医師も多く、GOTSを群発頭痛と診断してしまうのです。
この場合の頭痛の原因は首のコリですから、群発頭痛用の薬や注射では頭痛がおさまらないし、首のコリが解消しないと目(の奥)やこめかみの痛みや側頭部の頭痛を繰り返してしまうのです。
現に当治療室ではそういう患者さんが来院し、鍼灸施術後に症状が消失して大変喜ばれております。
3年前から慢性群発頭痛の大きな発作に苦しんでいます。
3歳と5歳の小さな子供もいるので、予防薬をきちんと飲んではいるのですが、頭の後ろやおでこ、コメカミや目の奥の頭痛を繰り返しています。頭痛が酷いと目が空けづらくなります。
ホスピターレさんで初めて鍼灸を受けた後、大きな発作が起こらなくなりましたので、これからも定期的に通わせて頂きます。
メールでのお問合せは、24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。お急ぎの場合は、診療時間内にお電話をお願いします。