27年の臨床歴、講師歴25年の鍼灸師がお身体の悩みを真摯に解決に導きます
鍼灸・不妊鍼灸・指圧マッサージ
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2023年12月3日更新
頭を支える頭半棘筋
頭は体重の約10%ほどの重量があり、頭が下に落ちないよう首の後ろの筋肉が頭を支えています。
この重たい頭を主に支える筋肉は「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」という首の後ろにある筋肉です。
お酒を飲みすぎて泥酔するとこの筋肉が酔っ払って頭を支えられなくなって、立ったり座ったりすら出来ず、頭を支えきれなくなって横たわってしまいます。
仮にこの筋肉が断裂してしまうと、頭を支えられなくなり、アゴを引いたままの姿勢になってしまいます。
では次に、なぜこの筋肉が硬くなると、後頭部や頭頂部(あたまのてっぺん)に緊張性頭痛が起きるのかお話致します。
頭半棘筋と大後頭神経
大後頭神経は首→後頭部→頭頂部(頭のてっぺん)に向かって伸びている左右一対の神経で、この神経の走行部位である後頭部から頭頂部(頭のてっぺん)にかけて緊張性頭痛を感じるのです。
後頭部の筋肉と大後頭神経
あんご針灸院HPより借用
図をご覧いただくと、黄色い線で描かれた大後頭神経は頭半棘筋(とうはんきょくきん)と僧帽筋(そうぼうきん)の2つの筋肉を貫通して後頭部から頭頂部(頭のてっぺん)に伸びています。この2つの筋肉がコルことによって、コリが大後頭神経を締め付けて後頭部や頭頂部(あたまのてっぺん)での頭痛が生じる訳です。筋肉の緊張がコリを生じさせるので、医療機関では一般的に「緊張性頭痛」と診断名が付くことが多いようです。
硬くなった筋肉が貫通している神経をしめつけて頭痛を起こしていることから、「絞扼性(こうやくせい)神経障害」と呼ばれることもあります。
図をよくご覧ください。
薄い膜のような筋肉である僧帽筋は大後頭神経を締め付ける力は弱く、逆に分厚い頭半棘筋のほうが圧倒的に大後頭神経を締め付ける力が大きくなることが想像出来ませんか?
事の本質は「筋肉のコリ」特に僧帽筋よりも深い部位にある「頭半棘筋のコリ」が原因で起きる頭痛であるので、鎮痛剤にはコリをほぐす作用が無く、効き目はイマイチです。
また鎮痛剤の常用(※)は胃が荒れたり、女性では不妊症になることが知られておりますので、大した効き目もないのにこういったタイプの頭痛に鎮痛剤を常用するのはナンセンスだとは思いませんか?
(※鎮痛剤の常用:非ステロイド系消炎鎮痛剤1か月に15回以上服用するのが3カ月以上、片頭痛薬のトリプタン1か月に10回以上服用するのが3カ月以上続く場合)。
筋肉のコリをゆるめるために筋弛緩剤(きんしかんざい)が処方されることもあるようですが、ひどいコリをほぐすほどの量を服用すると。呼吸するのに必要な筋肉までがユルユルになってしまって窒息死してしまうので、ひどいコリをほぐせるほどの強い筋弛緩剤を処方できないのが現状です。
「上天柱」というツボは左右一対あります
後頭部の筋肉をほぐさないと後頭神経痛は根本的に解決しません。
頭半棘筋上にあるツボである「上天柱(かみてんちゅう)」や「頚百労(けいひゃくろう)」「肩中兪(けんちゅうゆ)」に深めの鍼をして頭半棘筋に鍼先を当てると、後頭部や頭頂部(頭のてっぺん)の緊張性頭痛が即効的に治ります。
鍼が嫌な場合には、指圧マッサージでじっくりと頭半棘筋をほぐし、筋膜リリースを行う必要があります。
鍼と指圧マッサージを混ぜると最高の組み合わせになります。
★おススメのコース★
仕事でパソコンを長時間使うと後頭部に頭痛が起こります。薬を飲んでも頭痛が取れないので、友人の勧めもあって、ホスピターレさんで鍼をしてもらったら、その場で頭痛が取れました。鍼って魔法みたいです!
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