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親指の腱鞘炎(妊婦・産後・授乳中)と
鍼灸指圧マッサージ

ドケルバン病で腱鞘炎がおこる場所

で手首の親指に近い部分は腱鞘炎が生じやすい部位ですが、この腱鞘炎を「ドケルバン病」と呼んでおります。

  • 妊娠時・産後で授乳中の女性
  • 更年期以降の女性
  • 手仕事・手作業の多い男女に多くみられます。

なぜ妊婦や産後の授乳中の女性に腱鞘炎が多いのか?

親指を動かす短母指伸筋と長母指外転筋の使い過ぎが腱鞘への摩擦を強めます

短母指伸筋の腱と長母指外転筋の腱は共通の腱鞘の中を通っており、手の使い過ぎなどで腱による腱鞘の摩擦が繰り返されると腱鞘が腫れてきます。

手を酷使する職業の人に多くみられるのが特徴ですが、妊婦さんや産後の子育て中の女性がさほど手を酷使しなくても腱鞘炎になってしまうのは以下の理由によります。

妊娠中の妊婦さんは女性ホルモンであるエストロゲンが増えることによって腱鞘内でむくみが生じて腱鞘への内圧が上がって腱鞘に負荷がかかります。

更にはもう1つの女性ホルモンであるプロゲステロンが増えることによって腱鞘の収縮がおこり、2つの腱の滑りが悪くなって腱鞘に負荷がかかり腫れてしまいます。

またそのような状態で産後は赤ちゃんを抱っこしたり、沐浴させたりなど手を酷使することによって腱鞘炎にかかりやすくなる訳です。

整形外科での腱鞘炎への治療

親指の狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)が起きる図式

妊娠中や産後の授乳中は胎児や赤ちゃんへの影響を考慮して、極力、投薬をしないのが無難なのですが、整形外科での手法は以下のようになっています。

【安静】
手を使う量を調整出来る患者さんは安静のみで様子をみます。

【ストレッチ】
痛みが少ない患者さんはストレッチでゆっくり改善することがあります。

【注射】
妊婦や産後の授乳中の女性に注射をするかしないかは、整形外科医の考え方次第なのですが、胎児や新生児への副作用より腱鞘の炎症を抑えることを優先して注射する場合には、痛い部位に「ステロイド+局所麻酔」の注射を行います。

1回の注射で80~90%くらいの方が、1週前後で症状が半減するそうですが、1年以内に再発する確率は50%程度と言われているそうです。

再発した場合には再度の注射を行いますが、ステロイドは骨・腱・靭帯をもろくするためステロイド注射を繰り返すと腱が切れてしまって親指が動かせなくなってしまうので、多くの整形外科医はステロイド注射の上限を3回(多くても5回)ぐらいに設定しているようです。

【手術】
3回(~5回)注射しても腱鞘炎が再発する場合、肥厚した腱鞘に切り込みを入れて、腱と腱鞘の摩擦を無くすような手術を行います。

 

整形外科的な手法に対して違和感を感じる場合には、鍼灸・指圧マッサージで腱鞘炎を治してみてはいかがでしょうか?

 

妊婦・産後で授乳中の女性の腱鞘炎への
鍼灸指圧マッサージ

【運動鍼】腱鞘炎を起こしている腱に
沿うように鍼を刺してから
親指を大きく動かしてもらうと効果的

鍼灸

短母指伸筋腱と長母指外転筋腱に沿うように鍼を刺入し肥厚している腱鞘に鍼先を当てた状態で、患者さん自身で親指を大きくグルグルと回して頂きますと、短母指伸筋や長母指外転筋の動きに合わせて鍼が動くのでこの手法を「運動鍼(うんどうしん)」と呼びます。

多くの方が運動鍼の直後に腱鞘炎の痛みが取れるのですが、やはり人間はどうしても手を使ってしまうので、短期間に3~4回くらい繰り返して運動鍼を行わないと完治しない方が多いように感じております。

より効果を上げたい場合には、硬くなっている短母指伸筋と長母指外転筋を指圧マッサージ併用でほぐしてあげると良いです。

ドケルバン腱鞘炎の痛みは
浅橈骨神経で感じています

指圧マッサージ

硬くなっている「短母指伸筋」と「長母指外転筋」を指圧マッサージでほぐし、更には前腕全体を柔らかくして血行・リンパの流れを良くして、「発痛物質」を洗い流します。

ただし、鍼灸に比べると痛みを感じている局所に対して、ダイレクトにアプローチしている訳ではないので、鍼灸よりも効果はのんびりとしています。

痛み自体は「浅橈骨神経(せんとうこつしんけい)」で感じているので、鍼治療の代用として、浅橈骨神経の反応点に、シール型の鍼を貼って併用すると効果が増します。

鍼灸+指圧マッサージが最高の組み合わせ

 

指圧マッサージで「短母指伸筋」と「長母指外転筋」をほぐしたうえで、運動鍼を行うと親指の腱鞘炎(ドケルバン腱鞘炎)に対して最高の治療法と成り得ます。

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