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不眠症への鍼灸指圧マッサージ

脳幹網様体刺激を減らすための
ストレス筋群、頭部・顔面への鍼灸指圧マッサージ

人間は睡眠中に細胞の修復を行うのと同時に記憶の整理をも行っています。

すなわち人間は睡眠中に「不要な記憶の消去」を行っているので、睡眠をしっかりとれないと嫌な記憶が忘れられず、いつまでもネガティブな感情に囚われてしまいます。

睡眠不足の二次災害として、常に不安を感じたり、些細なことでイライラしたり、気分が落ち込むといった「心の不調」をきたします。

体の異常サインは脳を覚醒させます

体の異常サインは脳を覚醒させます

末梢からの知覚情報には、体内刺激としての痛みやかゆみ、体外刺激としての身体運動などがありますが、これらはすべて脳幹網様体を通過する知覚情報インパルスとして捉えられ、このインパルスの数が多いほど意識は明瞭になって覚醒し、少ないと意識は不鮮明になり眠くなります。

従って睡眠誘導には、網様体を通過するインパルスの数を減らすことを考えることが重要です。

つまり、不眠の患者さんの体のコリなどの不快症状を鍼灸や指圧マッサージで解消し、リラックスさせた状態にすることってとても大切なのです。

 

 

ストレス筋群の緊張緩和

ストレス筋群とは「攻撃か逃避か」の状況で動くことが必要になる筋群のことで、主なものとしては、僧帽筋、胸鎖乳突筋、咬筋、側頭筋、脊椎周囲の伸筋、棘下筋、大殿筋と中殿筋などがあります。

言語によるコミュニケーションが発達していない幼児が、ストレスを受けた際に友達に「噛みつく」のは本能的な攻撃手段として咬筋を用いたということです。

顎関節症とストレスとの関係を伺わせるものとも言えます。

ストレス筋群への鍼灸指圧マッサージが不眠症を改善

胸鎖乳突筋上のツボ
「安眠」のコリが不眠症に関与

胸鎖乳突筋上にある不眠のツボ「安眠」

大脳の緊張で頭頚部の筋緊張をきたし、頭頚部の筋肉の過収縮(コリ)は脳幹網様体への刺激となりやすい。その中でもストレス筋群の1つである胸鎖乳突筋は停止部である側頭骨乳様突起部分に筋の過収縮(コリ)が生じやすい。この部位のコリをほぐすと眠れる人もいるのでこのツボには「安眠(あんみん)」という名前がついております。

黄色い丸印が「肩外兪」

肩甲挙筋上にある肩こりのツボ「肩外兪」

肩甲骨が下に落下しないよう肩甲骨を吊るしているのが肩甲挙筋(けんこうきょきん)です。この細い筋肉が肩甲骨に付着する部分(肩甲骨上角)にコリが生じやすく、この部分に相当するツボが「肩外兪(けんがいゆ)」です。肩外兪は鍼灸でも指圧マッサージでもほぐせますが、中途半端なほぐし方ですと、コリによる不快感が脳に伝わり眠れなくなる訳です。

通常の刺鍼(ししん)でほぐれない場合は運動鍼を行います。

手足の冷えを解消するのも不眠を解消するのに重要

硬くなった筋肉や筋膜が手足の血管を圧迫すると手足の冷えを感じます

眠りにつくためには、深部体温を下げて脳の働きを低下させる必要があります。

そのためには皮膚から深部体温を逃がす必要があり。眠くなると体が温かくなってくるのは、皮膚から放出された熱で布団が温かくなるからです。

手足が冷えやすい末端冷え性の人は手足の血管が縮んで深部体温が逃げにくく脳の働きが低下していない状態にある。

また「冷えているという不快感」が脳幹網様体を通過するインパルスとなります。

そこで慢性的に手足の冷えがある患者には手足の血管を絞めつけている筋肉や筋膜を鍼灸や指圧マッサージで緩めて、深部体温が手足から逃げやすくすることが眠りにつながります。

 

 

高齢者(老人性)の不眠では脳の萎縮も考慮

高齢者(老人)では、視床下部など脳が萎縮することによって不眠となってしまうケースでは専門医を受診して、脳が萎縮していないか検査を受ける必要もあります。

脳内の炎症による脳の萎縮を予防するために、鍼灸や指圧マッサージで脳内の血流を上昇させ、起炎物質(炎症を引き起こす物質)を血液で洗い流すことはとても大切なことなのです。

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